住宅設計の作法

普通に良い住宅建築、これが実は難しい。

2011年12月8日住宅設計の作法

普通に良い住宅建築、これは私の一つの理想形で有ります。
普通なのに、とにかく良い。普通だからとても住みやすい。普通なのに、とても愛着がわく家。
ところがこれが、実は大変難しい。
なぜか?

建築家は依頼主に提案します。
『こんな家、素敵でしょう。一緒に作りましょう!』
その為に、図面や模型を作って、プレゼンします。

何か、特徴のあるプランを作って、インパクトのある説明やプレゼンをしたい。とにかく、依頼主の心を惹きつけようと努力する。依頼主が、「これは良い」と思ってもらわないと、先に進めませんから。

ところが、普通に良い家って、説明するのがとても難しい。
というか、説明するところが無い。
だって、全部普通だから。

結果、なかなか普通の家を作れる機会が無いのです。
建築家のジレンマです。

住宅設計の作法10 ・・・ 建築家の設計・工事の一貫管理

2010年6月28日住宅設計の作法

設計だけ行って、図面をお渡しするだけの形はお断りしています。
その場合、設計どおりの施工がなされる保証がなく、出来上がるものに責任を持てないからです。

施工業者の選定から始まり、値段の交渉、竣工までの工事監理、出来上がった後のメンテナンスのご相談まで含めて、一貫してやらせていただきます。

⇒ 参考記事:設計図は料理のレシピ

作法1・・・「快」
作法2・・・「美」
作法3・・・「能」
作法4・・・「時」
作法5・・・「驚」
作法6・・・「構」
作法7・・・「楽」
作法8・・・「素」
作法9・・・建設予算管理
作法10・・・設計監理一貫

住宅設計の作法8 ・・・ コンセプト『素』 シンプル・素材感

【シンプルという事】

すっきりした、無駄のない空間、それだけにインプレッシブな空間を目指します。その建て主の方だけの個性的な「シンプル」を追求したいと思います。

【素材感を大切にする】

木材であれば温かみと健康を、コンクリートであれば重厚感を、鉄であれば軽やかに、土であれば肌ざわりを、塗装であれば色彩の効果を。建築を形作る素材の持ち味を生かしてゆきます。それが本物の建築を作る必要条件だと信じます。

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作法6・・・「構」
作法7・・・「楽」
作法8・・・「素」
作法9・・・建設予算管理
作法10・・・設計監理一貫

住宅設計の作法7 ・・・ コンセプト『楽』 夢の実現

本当のところ、税金のことやら、予算やローンのことやら、家づくりにはクリアして行かなければならない事が色々あります。

一方ですまい作りは夢の実現です。夢というイメージが現実の物になってゆく過程です。想像力と創造力を働かせて、その夢について語り合いながら、そしてその過程を楽しみながら、進んでゆきたいと思います。

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作法4・・・「時」
作法5・・・「驚」
作法6・・・「構」
作法7・・・「楽」
作法8・・・「素」
作法9・・・建設予算管理
作法10・・・設計監理一貫

住宅設計の作法6 ・・・ コンセプト『構』 空間を構成する

こまごまと、或いはばらばらに部屋を作るのではなく、家全体がうまくつながっていたいものです。仕切る場合でも、間仕切り・障子風間仕切りやガラスを使って空間に連続感を持たせたいと思います。家族やお子さんのの気配が何時でも分かり、なおかつプライバシーも上手にコントロール。空間の一体感が、家族の一体感につながれば良いと思います。

内外をつなぐ大きな開口部をつけ、開放的な空間とします。時には、テラスやパティオが第二のリビングになるように。
近隣との関係でも、プライバシーを考慮しつつ、上手に閉じて、上手に開き、町並みの中で気持ちの良い存在感を出してゆきます。

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作法10・・・設計監理一貫

住宅設計の作法5 ・・・ コンセプト『驚』 時とともに

2010年6月16日住宅設計の作法

建物が竣工したとき、建て主の方にはある感動を感じていただきたいと常々思っています。しかしながら、最初の驚きは一方で時間とともに色あせてしまいます。

住み続けながら、季節や年月の移ろいのたびに、新しい感動があるような住まいであってほしいというのが私の理想です。

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住宅設計の作法9 ・・・ 住宅建設の予算管理

2010年6月9日住宅設計の作法

坪当たり45万のエコノミーコースで建てようと、坪100万円超で建てようと、お金は有効に。優先順位の高いもの、低いもの、きちんと整理することが大事でしょう。デザインだけのための余分なデザインも避けたいところ。

お客様の希望予算は低く設定されるのが常。未来の新居に込められるご要望や夢はなるべく大きいほうが良い。ですから予算とコストにはギャップが出がちです。そんなギャップを上手に埋め合わせるのも建築家のしごと、設計やデザインのうちです。

設計の初期に目標予算を設定して、常にチェックしながら設計とコスト管理を行います。ちなみに、これまでの実績では当初予算の±15%におさまっています。

工事費の見積もりは、複数の施工業者による相い見積りを基本として、適正で透明な工事価格を確保します。
また、分離発注や施主支給によるコスト削減も図ります。

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住宅設計の作法4 ・・・ コンセプト『時』 美しく古くなる、愛着の長持ち

住宅設計の作法4 ・・・ 『時』
 *** 丈夫で長持ち、美しく古くなる ***

耐久性のある材料やつくり、メンテナンスのしやすさ、これに加えて美しく古びてゆく建物としてゆきたいものです。建物は工事完了したときが終わりではなく、始まりです。長く住んで愛着を持っていただけるようにしたいと思います。

一方、素材の長持ちが建物の長持ちとは必ずしもなりません。
住まいへの愛着の長持ちが、本当の長持ちの秘訣ではないでしょうか?
『祖父が頑張って建てた家だから、大事にしたい。』
そんな気持ちが、住まいを長持ちさせるのでしょう。

もうひとつは、世代の変化、子供が大きくなる、独立する、などに対応できるかどうか。その意味で細かく区切った間取りは融通が利きません。
生活スタイルだって、どんどん変わります。
しっかりとした骨太の家が、将来のいろいろな変化に対応できるのです。

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作法9・・・建設予算管理
作法10・・・設計監理一貫

住宅設計の作法3 ・・・ コンセプト『能』 住宅の機能性

何にもまして生活動線が合理的なこと。水周りとキッチンの関係、洗濯する場所と干す場所・しまう場所、気配のわかる子供部屋の位置、迎える場所と隠す場所の使い分けが生活上のストレス無く自然に出来ること。

収納は使う場所の近くに設置、必要十分なスペースのキッチン、炊飯器や電子レンジなどの置き場所確保、スイッチやコンセントの位置、照明プラン、エアコンや水まわりの設備、掃除がしやすい、etc.

せちがらい世の中ですから、防犯も大事。2重かぎ、防犯ガラス、等々、安心のための配慮をします。

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住宅設計の作法2 ・・・ コンセプト『美』デザインの方法論

2010年6月4日住宅設計の作法

*** 外観のデザインは町のTPOを意識して ***

外観のデザインは服装選びに似ています。違うのは簡単には着替えられないこと。まわりの町並みを意識して、TPOにあわせるのか、ちょっとはずして見せるのか、勝負どころです。

その建物単体の見え方の良し悪しに加え、町並みを構成する要素としてどうであるかということを意識すべきと考えます。

では、デザインってどうやるのかって?
具体的な事を、おいおい書いて行きたいと思います。
『建築家のデザイン・スタイル(住宅編)』をご覧ください。

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川嶋玄建築事務所

川嶋玄建築事務所は東京都文京区の住宅設計事務所です。 東京都を始め、埼玉県・神奈川県・千葉県など首都圏を中心に、新築、建替え、リフォームなどの設計、工事監理を行っています。

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