23 July
2010

建築家のデザイン・スタイル.1(住宅編) by川嶋玄

*** デザインスタイルってかっこいい ***

*** デザインスタイルってかっこいい ***


一つのデザインスタイルを追求している建築家、かっこいいですね。
私が育った時代、20数年前では、新進気鋭の安藤忠雄さんであったり、
スマートな槇文彦さんであったり、理論派の磯崎新さんであったり。

近代建築の巨匠と呼ばれる人たちもそうでした。
ル・コルヴィジェの打ち放しコンクリートや白い住宅作品群。
F.L.ライトの落水荘やミースのバルセロナ・パビリオンなどなど。

という事で、駆け出しの建築家なんて、そういうデザインポリシーのはっきりした物に憧れて、コピーしてみたり、自分なりに応用が出来ないかと悩んでみたり。 そしてその内には自分なりのデザインスタイルを確立しようと考えるもの。やっぱり建築家にはこだわりが無くっちゃダメ。
私の20代もそんな感じでした。

まずは、デザインポリシーありき。そしてあれもこれも取り入れてみたい。 たとえば、真っ白な色の幾何学純粋形態。或いは打ちっぱなしの初原的形態デザイン、etc. ところがそこへ色んな現実的な難条件が降って湧いてきて、ポリシー通りの設計を阻みます。つまり、お客様の希望とのズレであり、敷地の条件であり、構造技術の問題であり、施工性の問題であり、予算の問題です。

これらは、ポリシーがあるからと云ってオミットする訳に行きません。
結果、中途半端なポリシーまがいのデザインに陥ります。
まあ、これは私の設計技術の未熟でもあったのですけれど。お恥ずかしい限りです。


(続く)


Posted by kawashimagen at 13:58
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