• MENU
  • Back

『新川をのぞむ家』建築家(設計士)と建てる家:住宅デザイン・設計例集(東京都江戸川区)

ホーム:建築家と創る住まい 川嶋玄建築事務所
住宅設計例集

新川をのぞむ家:3階のリビングからの川の眺めを追求した家です


サムネイル画像をクリックすると、拡大画像が御覧頂けます。
新川をのぞむ家(3階のリビングからの川の眺めを追求した家です)

建て主さんのご要望

建て主さんのご要望

1.それまでお住まいだった土地家屋を売却しての家づくり。
その売値に見合うご予算ということで、とにかく無駄を排したローコストを追求しています。
2.その土地に惚れて、思わず手付を打ってしまったとのこと。
確かにすばらしい立地です。これを生かさねば、意味がありません。
3.ご夫婦、娘さん、お母様の2世帯住宅。


住宅設計メモ

住宅設計メモ

【3階をリビングにするという決断】
 
南に川を望み、北には桜の咲く都市公園と、最高の立地です。
一方で橋の“たもと”ということで、橋に続く西側の道路が高架になっています。こちらからの視線カットと騒音対策がポイントです。
 
当初は建て主の方に3案提示しました。3階建ての場合、通常リビングは2階にあります。従って、2つの案は2階がリビング、3つ目の案は3階がリビング階です。
 
数時間に及ぶ話し合いの末、リビングが3階の展望を一番良く生かす案に決まりました。1階から3階までの上り下りを考えると若干の不便さは予想されましたが、3階のリビングで有れば、道路からの視線カットや騒音対策も上手くゆきます。
お母様との距離感も1階と3階でちょうどいいとのこと。その後、生活動線などを修正しながら、最終案をまとめました。
 
PS.ご入居されてからの住み心地をうかがったところ、3階のリビングへの上がり下がりは苦にはならないとのこと。眺望豊かなリビングの求心力の成せる技だと思います。

【耐震性とコストを両立する構造計画】
 
東京東部の下町は、おおむね地盤が悪いです。この計画では構造のポイントは以下の通り。
 
1.柱状地盤改良とべた基礎併用の基礎
2.鉄骨ブレース構造の軽量化と階高の低さで、高い耐震性と低コストを両立。
3.一般によく流通する外壁材の採用。防火性能と低コストの両立。
 
一方で、見晴らしのいい南側と西側に太い柱などが無いように構造計画しています。

【川に似合うデザイン】
 
デザインは川に見合ったダイナミックな味が出るようにしました。
普通の外壁材料であっても、2階と3階を一体的に扱って、大柄なシルエットにしています。
大きく跳ね出した3階のテラスも、浮遊感のあるデザインです。
赤く染めた手摺には、楽しい遊び心をこめました。

データ
建物:鉄骨造、3階建て屋上付、地盤改良工事
敷地面積:76m²;(23坪)
延床面積:107m²;(32.5坪)
建築面積:40m²;(12.5坪)
(1階)玄関、クローセット3畳、母親居室4.5畳+広縁、キッチン4.5畳、トイレ
(2階)寝室4.5畳、寝室5.5畳、洗面脱衣、ユニットバス、トイレ
(3階)LDK18畳、ユーティリティー、テラス5.5畳
(屋上)21.5畳、ご主人のゴルフ練習場、花火や富士山も見えます。

その他の住宅設計例
材木商の家 光庭のある家 イエローハウス 光と風を通す家 再生の家 新川をのぞむ家 パティオのある家 スケルトン・インフィルの家 白いウッドデッキの家
川嶋玄ブログ
建築家「川嶋玄」・設計事務所「川嶋玄建築事務所」
東京都文京区向丘2-13-18-101(〒113-0023) 電話:03-3816-4544
一級建築士登録 国土交通大臣登録第198894号/一級建築士事務所登録 東京都知事登録第42879号
 
サイトマップ個人情報保護方針ご利用規約